工場で働いていると足が蒸れてどうしても安全靴や靴下が臭くなってしまいますよね。この記事では、足が蒸れた後の靴や靴下のニオイを完全にシャットアウトできる方法を伝えていきます。
もくじ
安全靴も靴下も足もスッキリ!臭いニオイが気にならなくなるワークマンに!
どんなに仕事ができても、どんなにイケメンでもニオイがない人はいません。ニオイの原因は主に雑菌だからです。雑菌をなんとかできればニオイが気にならなくなり自信に満ち溢れ、堂々と仕事をすることができるはずです!
そもそも臭いニオイとは
外界にあるさまざまな物体や液体から発せられて空中を浮遊している化学分子が、人や動物が呼吸するときに吸入され、鼻腔(びくう)に入り、嗅上皮(きゅうじょうひ)にあるニオイを感ずる特別な細胞(嗅細胞(きゅうさいぼう))の感覚受容膜に吸着されておこる感覚といえる。
引用元:日本大百科全書
工場勤務での足のニオイとは
自分だけなら鼻をつまむだけで、ニオイから開放されるわけですが、工場勤務ではそうはいきません。
大勢の人と仕事をすることになり、仕事中だけなら足のニオイを嗅ぎに来る人はほぼいないと思いますが、更衣室で着替える場合はどうしても他人といっしょになることが多くなってしまいます。
そういう場合は特に靴のニオイや靴下のニオイが気になってくるはずです。
やはり、ニオイを無くすにはまずニオイの原因を知らないことには話にならないということでニオイの原因を見ていきましょう。
臭いニオイを発する6つの原因
足のニオイだけをみても6つの原因が考えられます。
- 汗による雑菌
- 角質による雑菌
- 靴、靴下の雑菌
- 疲労臭
- 爪垢
- ストレス
汗による雑菌
足が臭う原因となっているのは、ほとんどが足の汗です。足にはどんなに綺麗に洗っていても常在菌が存在しています。足の裏はどこの部位よりも汗がかきやすい仕組みになっており、足の汗だけで1日にコップ1杯分の汗が出ていると言われています。その汗を餌に雑菌が繁殖するというわけです。安全靴を脱いだときに、つま先が濡れていたりするのも汗をかいている証拠ですね。
角質による雑菌
角質も常在菌の餌となって、分解されることによってニオイを発生させる原因となっています。どんなに見た目が綺麗な足の人でも角質が剥がれたり、雑菌の餌食になっているというわけです。
靴、靴下の雑菌
靴や靴下は、何時間も履き続けるので足が蒸れて靴や靴下に汗が染み込みます。その染み込んだ汗などを餌に雑菌が繁殖し、分解されることによってニオイの発生源になるということです。安全靴と同じく、安全靴を抜いただときに靴下が汗で濡れているときがあるのは汗をかいているということです。
疲労臭
体が疲れてくると自然に全身から出てくるガスがニオイの原因です。疲労臭というのは血液中のアンモニアが増加して体の中からガスとして放出されてニオイを発生させるのです。仕事をしている以上、疲れるのがあたりまえなのでどうしようもないわけですが、加齢臭や汗とは違い雑菌からのニオイではないので臭いと感じる人はあまりいないでしょう。
爪垢
足の親指の爪は、ゴミや垢が大変たまりやすいです。靴下を脱いたときに足の親指の爪に黒いカスみたいなものがあったりする時はありませんか?それが主に爪垢であって、ニオイの原因になっているものです。当然、この垢を餌によって雑菌が繁殖して分解されることによってニオイを発生させています。
ストレス
皮膚の表面から放出されるニオイ「STチオジメタン」ストレスが加わることで、特有の硫黄化合物系のニオイが放出されることを確認するとともに、その成分を突き止めました!
引用元:資生堂
ストレスが加わることで硫黄化合物系のニオイが放出されるということが確認されています。緊張することによっても汗をかいたりし、心の状態が乱れることによってニオイが発生するようです。
足のニオイの原因がわかったでしょうか?原因からみたら対策が大変そうって思いましたよね?しかし、6つの原因に対して対策方法はたくさんあるのです。その中でもの有効な対策9つを紹介していきます。
臭いニオイをなくす9つの対策
- 足を正しく洗う
- ミョウバンを使う
- 靴、靴下を清潔にする
- 疲労・ストレスを解消する
- 重曹を使う
- 10円玉を使う
- コーヒーの残りカスを使う
- 足のニオイをおさえるクリームを使う
足を正しく洗う
工場勤務では、事務職だろうと現場作業だろうとどんな仕事内容でも安全靴を履かないといけないためどうしても足に汗をかいてしまいますのでしっかり足を洗うことが一番重要です。
足の洗い方
足を洗うときは、ボディーソープ、石鹸を使いしっかり泡立ててから足の隅々まで手で優しく洗いましょう。洗ったあとは、しっかり水分を拭き取り乾かすことが重要です。しっかり乾かさないと水分によってまた、雑菌が増えてしまうからです。
ミョウバンを使う
ミョウバンをご存知ですか?ミョウバンとはスーパーの食品売場で販売されているナスのぬか漬けの発色剤に使われる食品添加物である焼ミョウバンです。ミョウバンは、消臭や除菌もできるのでオススメです。
ミョウバン水作り方
焼ミョウバンはそのまま使うことはできないので、お湯に入れて溶かして使用するといいでしょう。空の500mlペットボトルに水道水を温めたお湯を入れます。そこの中にミョウバンを20g~30g入れます。しっかりミョウバンをお湯に溶かしてできあがりです。簡単ですね。※沸騰したお湯をペットボトルにいれてしまうとペットボトルが縮んでしまうので沸騰させるくらいまで温めなくても良いでしょう。
このできたミョウバン水(お湯)をおしぼり、タオルに染み込ませ足をしっかり拭くといいでしょう。これだけで消臭ができて足のニオイともおさらばできます。
靴、靴下を清潔にする
どれだけ足を清潔に保っていても、ずっと同じ靴を履いていたら雑菌がいつまでたっても変わらない状況です。夏場だと靴の中は湿度90%以上になり、冷暖房完備の工場なら冬でもそれと同じ状況を作り出してしまっています。
靴・靴下の清潔を維持する方法
靴下は交換すれば済む話なのですが、靴に関して言えばすぐに交換というわけにはいきませんよね。できるだけ半日使ったら交換という形をとったほうが良いのですが、そんなめんどくさいことはやってられない!と思う人も多いと思います。そういう人は1日履いた靴に新聞をいれ少しでも乾燥させたほうがいいでしょう。休みの日にはできるだけ持ち帰りしっかり日光で干したり、ドライヤーで乾かすと雑菌の増殖を抑えられ、清潔に保てます。
疲労・ストレスを解消する
疲労やストレスによってニオイがでると先程お伝えしましたが、毎日の仕事なので少しずつ疲労やストレスが溜まっていってしまいます。この対策としては、十分な休養とストレス発散が大切になってきます。
疲労・ストレス解消方法
疲労に関して言えば、やはり睡眠が重要です。休みの日はしっかり睡眠をとって睡眠不足解消につとめるといいでしょう。ストレス解消方法は、あなたの趣味でしっかりストレス解消してみてくださいね。
重曹を使う
重曹は掃除だったりお風呂だったり色々なところで使えますが、重曹は弱アルカリ性なので弱酸性のものに対して中和する働きがあります。汗や脇、体臭、足のニオイも酸性であるため重曹を使うといいでしょう。
重曹の使い方
どこの家庭でもある洗面器にお湯を半分くらいはり。重曹を小さじ1杯(適当でもかまいません)くらいいれて足を洗いましょう。殺菌・消臭効果があると言われるお酢を入れると効果絶大です。重曹のお湯で足を洗うとヌルヌル感ツルツル感はありますが、そのまましっかり拭いて乾かすといいでしょう。
10円玉を使う
10円玉を使うというのは、銅が効果的ということで銅であるならなんでもいいのです。家庭で銅を使っているところはあまりないと思うので10円玉でニオイを消してみましょう。
10円玉の使い方
仕事が終わったら安全靴の中に10円玉を並べて置くと、次の日にはニオイが消えているというものです。除菌自体は期待できませんが、消臭はできます。仕事が終わって更衣室で毎日10円玉を並べてる姿は、なんとも異様だとは思いますけどね。そんな異様な光景を見られたくない人は、中敷きの下に10円を数枚固定しておけば消臭ができます。少し靴が重くなってしまうのが難点です。
コーヒーの残りカスを使う
コーヒーの残りカスを使う場合は、多少なり欠点があります。汗や体臭、足のニオイの原因自体が主に酸性なのです。コーヒーも酸性であり、汗のニオイなどには使いづらいという欠点です。体臭でもアンモニア臭のするアルカリ性のものもあり、アンモニア臭のほうが強い場合はコーヒーの残りカスを使ったほうが消臭ができるというわけです。
コーヒーの残りカスの使い方
靴の中に使う場合は、コーヒーの残りカスを乾燥させてからティーパックのようなものに入れて靴の中に入れておくのがいいでしょう。除湿とともに、消臭ができます。コーヒーのニオイもつきますが、元の靴のニオイに比べたらいいニオイだと思います。個人的にはコーヒーの残りカスを乾かす手間やティーパックに入れる手間などがある為、オススメしません。
足のニオイをおさえるクリームを使う
足のニオイをおさえるクリームは市販品であります。ワキのニオイや汗のニオイをおさえることができますね。ニオイを1日気にしなくてもいいくらい匂わなくなりますからね。足にぬっておけば足のニオイは問題ないです。スプレー型なら靴に一吹きすれば数時間はもちますのでお試しください。
足のニオイをおさえるクリーム使い方
クリームやパウダースプレーを使用する時は、主に足の指からニオイが出やすいので足の指にクリーム、パウダーをぬると良いでしょう。パウダースプレーなら靴下の上から、そして靴の中にも使えるのでオススメです。
安全靴も靴下も足もスッキリ!ニオイが気にならなくなるワークマンに!
工場勤務では安全靴を履きます。安全靴はつま先に樹脂であったり、鉄であったり入っているものが多いです。そんな安全靴によって、靴や靴下、足にニオイが残ってしまいます。そこでそんなニオイの原因と対策について徹底解説しました。
これで安全靴も靴下も足もスッキリでき、ニオイが気にならないワークマンとなりバリバリ働いていきましょう!