就職氷河期世代支援プログラムという名の就職氷河期世代を救うために国が動きだしましたね。この就職氷河期支援プログラム自体は今更感がある等という声もありますが、本当にただ単に就職氷河期世代を救うだけのプログラムなのでしょうか。実はこの先起こることの警告なのではないでしょうか。
世の中の動きを追っていくと就職氷河期世代に対して警告ではないかと思われることをお伝えしていきたいと思います。
もくじ
就職氷河期世代とは
就職氷河期世代とは、バブル崩壊によって日本が不景気になり倍率が高く正社員の枠に入れなくなり、派遣社員やフリーター・無職の人があふれかえっていた時代に高校・大学を卒業した人たちのことを就職氷河期世代といいます。
バブル崩壊の影響だけではなく、円高不況・リーマンショックという世界レベルの不景気を経験している世代です。年代としては2020年現在では40歳前後になりますね。
就職氷河期時代は、派遣村という単語が飛び交った時代であり、フリーターであっても違和感のない時代でした。今みたいにスマホというものはなくガラケーはありましたがSNSというものも存在すらしていませんでした。今の若い世代には想像がつかないと思いますね。
そんな時代を経験したのが就職氷河期世代です。
就職氷河期世代3つの警告
- 副業ブーム
- 終身雇用崩壊
- 就職氷河期支援プログラム
この3つが就職氷河期世代への警告ではないかと捉えています。
副業ブームが警告?
副業については、私のこのブログもそうなのですがTwitterをしているといろんな情報が飛び交っています。ちょっと前の事なのですが中学生が副業して月収数百万を稼ぐという話題もありました。そんな中学生に刺激されて他の中学生や高校生も次々と副業(ネットビジネス)に参入していっています。
この先、学生でも普通に大金を稼ぐことが可能な社会になってくるのは間違いないでしょう。時間のある学生のうちにネット関連の副業のスキルを習得すればスムーズにお金が稼げてしまう時代になっていくのではないでしょうか。
終身雇用崩壊が警告?
日本一のトヨタの社長が2019年に発言しました。
終身雇用難しい
この発言、重い言葉だと思います。トヨタで働いている人たちは国内で7万人いると言われています。7万人というのはトヨタ自動車だけでというだけで下請け企業だったり孫請け企業は含まれていません。
このトヨタの社長が終身雇用が難しいと発言したということは、すぐに終身雇用が難しいというわけではなく先のことと考えられます。5年後か10年後かはわかりませんが電気自動車などが普及していくと厳しくなっていく可能性が十分あるということかもしれません。
就職氷河期支援プログラムが警告?
就職氷河期世代だけのために適用される政策であり、現在派遣社員や契約社員・無職の人をターゲットにハローワークを通じて転職や就職がしやすくなるという政策です。他にも、国の機関でも人材募集があったり、県や市の職員も就職氷河期世代のみの募集もあったりもします。
就職氷河期世代3つの警告からわかること
就職氷河期世代1つずつ見る限りでは、「へぇ~」「そうなんだぁ」というように他人事にように思えるかもしれません。
ですが、3つの警告の共通点があるのです。
それは『スキルを習得しておかないと、この先真っ暗』ということです。
副業と終身雇用は現在仕事をしている人たちに向けて、そして就職支援プログラムは非正規やフリーターや無職の人たちに向けての警告です。
就職氷河期世代3つの警告を具体的に
若い世代は、すでに副業というかビジネスを始めている人達が多くいます。氷河期世代の若い頃にはなかったビジネスなので今から学ぼうとする氷河期世代では、すでに遅れているわけです。当然ながら、今の社会に貢献してきた人たちも多くいるのですが会社に拘束され時間がなかなか取れない人たちが多いですよね。ただでさえネットビジネスに遅れをとっているのに会社に拘束されていては更に遅れていくのは目に見えているのです。
終身雇用が崩壊するのはすぐというわけではありませんが、仮に10年後に崩壊するとしましょう。10年後というと就職氷河期世代は50代です。50代から何か学べますか?40代ですら新しいことを学ぶ人は少ないように思えますが、終身雇用が終わっていきなりクビきられたら何をしますか?
就職支援プログラムもそうです。スキルがない人がいきなり無職になったり、無職の人がやる気になって何か始めようとしても何ができるでしょうか。派遣社員やフリーターなら色々なところでやっていたりしていたなら多少なりともスキルはあったりするのでいいのかもしれませんが、無職の人は会社の仕事もできないのに個人でビジネスなどの仕事ができるでしょうか?
就職氷河期世代はどうしたらいいの?
就職氷河期世代は損が多い世代だとはほんとに思います。だからといって国の支援を待っていても解決できるものではありませんよね。終身雇用制度でも終身雇用が自分の定年までもちますようにとお祈りしていてもどうにもならないのです。
いきなり副業して稼げといっているわけではありません。現在仕事をしている人なら何かしらお金になるものに取り組んでみたり、勉強していくだけでも全然違うのではないでしょうか?副業だからといって勉強せず、Amazonのやらせレビュー・さくらレビューなどの楽して儲かる方法もあるようですが、そんなものはいつか淘汰されていきます。本業やりながら勉強をするというのもほんと大変なことですが数年後・10数年後にやっておいて良かったと思えるように勉強していくほうが良いと思います。資産のない無職の人は、勉強すべきだと思います。
ネットワークビジネスは胡散臭いですが、ネットビジネスは今後もっと発展していきます。You Tube関連の動画編集系はスキルを磨いておいて損はありません。私自身はブログを勉強しながら運営しています。他にも文章系のビジネスやデザイン系ビジネス・事務系ビジネスもあったりします。
何をやるにしても0の状態より少しでもやったことがある1の状態のほうがいざというときの為に役に立つと思いますので何かスキル習得できるように頑張ってみてはどうでしょうか。