緊急事態宣言をわかりやすく解説！

WHO（世界保健機関）ではパンデミックだと意見を述べておりますが、３月１４日に安倍首相は現時点では『緊急事態』ではないと発言しました。現時点では緊急事態ではないということでしたが、このさき緊急事態になる可能性もあるかもしれません。緊急事態になったと発言した場合に『緊急事態宣言』になるということですが、この『緊急事態宣言』とはいったいどういったものなのでしょうか。

わかりづらいという人に『緊急事態宣言』の流れをできるだけわかりやすく解説します。

緊急事態宣言とはどんなもの？

緊急事態宣言はこんな流れで宣言されます。

これを見た限り、わかりづらいですよね。

対策本部だとか諮問委員会などと言われてもピンと来ないと思います。対策本部といえばテレビの事件もので見られたりするのでなんとなくわかるかもしれませんが、諮問委員会…”しもんいいんかい”と言いますが、学校でも会社でも諮問委員会なんて存在するところあるのでしょうか。というわけでわかりやすく解説していきます。

緊急事態宣言をわかりやすく解説

新型コロナウイルス発生を受け政府が対策本部を設置

実は、新型コロナウイルス感染症対策本部はすでに存在しています。

新型コロナウイルス対策本部の構成員はどんな人？

新型コロナウイルス対策本部の目的は？

令和２年の１月３０日にできたのですが、中国の春節（長期連休）の時点で対策本部が作られていました。この対策本部の目的は新型コロナウイルスの感染予防と拡大させないように普段より対策を強化していくということでした。

対策本部ができて間もないころにクルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号の問題がでて対応は不評でしたが、対策本部があったからこそ感染制御チームや大学病院、専門家などの手配がスムーズにいったものだと思われます。

というわけで、すでに対策本部はあるということなので『緊急事態宣言』までの１段階はすでに突破しているわけです。

首相が専門家で構成する諮問委員会に諮問する

諮問委員会（しもんいいんかい）というのは、新型コロナウイルス感染症に関しての専門家を集めた委員会のことですが、以前に専門家会議というものが開かれた際に集まったメンバーだと思われます。

諮問委員会の委員長として岡部氏、感染症専門の大学教授や医師会の常任理事など新型コロナウイルスに関わる専門家たちが集まった委員会を諮問委員会と言います。

諮問委員会のメンバーが決まっており、安倍首相の会見でも諮問委員会での内容を伝えたものだと思われます。

諮問委員会が通常のインフルエンザより重症かどうかを評価する

今回、現時点では『非常事態』ではないと安倍首相が発言したのは、この諮問委員会で通常のインフルエンザより重症かどうかの段階でまだ重症度は低いと判断されたのではないかと思います。

一般市民では、医療・感染症に関して詳しくはわからないことが多いのでどういった話をされたのかはわかりません。新型コロナウイルスと通常のインフルエンザの気管支喘息・脳症・ウイルス性肺炎などの重症例を出し１つ１つ確認しながら慎重に非常事態宣言を出すかどうかを判断したのだと思われます。

諮問を受けた首相が期間や区域を定めて宣言する

新型コロナウイルスに関して、諮問委員会で決まったことを安倍首相が『非常事態宣言』として宣言するのですが、今回は現時点では非常事態ではないということになっていますが、今後どうなるのかは誰にもわかりません。

『非常事態宣言』がされたら、都道府県知事が都道府県民に要請できるようになり外出するのも制限がかかったり、集会なども禁止されるようになるのかもしれません。学校や会社でもすべて休業ということにもなるのかもしれませんので、ここまでならないように願っています。

最後に

安倍首相「対策本部つくりました。」

安倍首相「専門家さんに色々教えてもらいます！」

専門家「インフルと比較するとまだ大丈夫！」

安倍首相「なるほど、ということは現時点では非常事態じゃない！」

↑イマココ

非常事態宣言されたら

安倍首相「各都道府県知事で対応してね！」

各都道府県知事「都道府県民の行動を制限するね！」

というような流れとなっています。

できるだけわかりやすく解説しましたが、わかりにくいと思ったら他にもわかりやすく記事にしている人もいると思うので探してみてくださいね！