新型コロナウイルスによる新型肺炎が拡大していっている中、日本政府の対応が遅いという声もあったりします。そこで新型コロナウイルスに対して、日本政府が行っている対策・対応を調べてみましたので紹介していきます。
もくじ
新型コロナウイルス日本政府の対応①
日本国内で最初の新型コロナウイルスの感染者が発見されたのが1月半ばでした。その頃の政府は特になにも報道がなかったというのもあり、これといって対策している気配はありませんでしたね。
そして、2人目の感染者がでたのが、1月19日から来日していた武漢の中国人です。熱は下がっていたものの22日よりまた発熱したことによって都内の病院で発見されました。この時もまだ政府の対応や対策の報道はありませんでした。
1月24日に政府に動きがありました。水際作戦という名の「健康カード」というカードを配布したようです。「健康カード」というものは、中国から旅行に来た人に対して、熱や咳などの症状があった場合自己申告してくださいと書かれたカードだったようです。実物は見たことないのでお見せできませんが。
インターネットでは、水際作戦でカード配布を強調されていたので批判もあったようですが、実際にはカードを配っただけではありません。カードを配るだけで済むなら苦労しませんからね。
この時に、春節の大型連休に対しての対策を政府はいくつかとりました。
- 渡航中止勧告
- 新型コロナウイルス感染の恐れがある場合の病室整備
- ワクチン開発に必要なウイルス株の提供を中国に要請
- 新型コロナウイルスの検査に必要な検査試薬を各地に発送
- 国立感染症研究所で実施している検査を地方でも実施できるように整備
- 新型コロナウイルス患者の検体採取や輸送マニュアルを作り、自治体や関係者に情報提供
- 新型コロナウイルスのQ&Aを厚生労働省のホームページに記載
- 風評被害や混乱を防ぐために通常の感染症対策に努めてくださいと呼びかけ
1月24日にかなりの対策を発表しましたが、1日でこのような事を全部決めたわけではなさそうなので1人目感染者がでたくらいから何かしら対策・対応するという動きはあったように思えますよね。
新型コロナウイルス日本政府の対応②チャーター機
1月26日に、武漢市にいる日本人に対して希望者は全員帰国させるという発言がありました。中国の空港は新型コロナウイルスの為に封鎖されていて、中国側の許可がないと航空機が使えないので、全日空のチャーター機を使ってお迎えに行けるようにしたみたいです。日本人が700人程いるとみられていたが、430人が武漢市にいるようです。
チャーター機に関しては、武漢市からの帰国希望の方が何人いるかによるということですが1-2機でお迎えに行くのでしょうか。人数によっては政府のチャーター機も出動するとかしないとか?
新型コロナウイルス日本政府の対応③指定感染症
1月27日に日本政府は新型コロナウイルスによる肺炎を指定感染症に指定しました。
指定感染症とは、
症状の重症度や感染力から、まん延を防止するために入院勧告等を行う必要がある疾患が政令により指定される。
1年の期限があり、患者に入院するよう勧告したり、就業を制限したりすることができる。入院の医療費は公費負担となる。
簡単に言えば、新型コロナウイルスによって患った肺炎は、1年の間入院をしたり、仕事などを制限したり、医療費が無料になるということです。細かくは28日に決まるようですが。
新型コロナウイルス日本政府の対応まとめ
こうやってまとめてみると、健康カード配布のときには「そんなことどうでもいいんじゃ?」と思われたかもしれませんが、政府は色々なことしてるってわかりますよね。当然ながらこれだけじゃ足りないという声もあるとは思います。
一個人としては、ウイルスに対しては消毒したり、手洗いしたり、マスクをしたり、人混みを避けたりする予防くらいしかできません。来月以降には、新型コロナウイルスの検査キットというものが販売されるようです。あくまで検査キットなので特効薬というわけではありませんが、こうして研究している人もいるのです。現段階でできる予防法は少ないですが、少しでも新型コロナウイルスにかからないように予防していきましょう。
追記
2020年2月18日に1日3000件のウイルス検査が可能になるという発表がありました。細かくは発表されていませんが、あくまで検査ができるようになるということなのでその後の政府の対応を見守っていくしかありませんね。