Coronavirus

都道府県別人口からみて緊急事態宣言を出すべき地域はどこ?

2020年4月7日から5月6日まで政府より7都府県を対象に緊急事態宣言されましたが、他の県でも独自で緊急事態を宣言していますね。

そんな緊急事態になってきている新型コロナですが、政府が緊急事態宣言を出した地域はほんとに7都府県だけでよかったのでしょうか?

7都府県でしか出さなかった理由は色々あるかと思いますが、ここでは都道府県別の人口で出したほうが良かった地域を調べてみました。

緊急事態宣言が行われた7都府県

まず、政府が出した緊急事態宣言の7都府県はというと、

政府が緊急事態宣言を行った都府県
  • 東京・・・1382万人
  • 神奈川・・・917万人
  • 埼玉・・・733万人
  • 千葉・・・625万人
  • 大阪・・・881万人
  • 兵庫・・・548万人
  • 福岡・・・510万人

の7都府県です。

この7都府県はご存知の方も多いと思いますが、日本の新型コロナが蔓延しているトップ7というわけではありません。

実際の感染者人口のトップ7はというと、東京・大阪・神奈川・千葉・愛知・兵庫・埼玉というように愛知県は入っていません。

福岡は9位という蔓延率であり、少し前によく報道された北海道の次となっています。

愛知県は県知事が県内は問題ないから大丈夫といったようなことを言ったとか言ってないとか…という噂はありましたがそれで入れてもらえなかったのかどうかは定かではありません。

福岡は県知事が政府に頼み込んで緊急事態宣言の都府県に入れてもらうようお願いしたという話もネットの声で見かけました。

前置きはさておき、都道府県の人口だけを見て非常事態宣言を出したわけではないと思いますが、都道府県の人口だけを見て非常事態宣言を出すべきだった地域を調べてみました。

都道府県別人口からみて緊急事態宣言を出すべき地域はどこ?

まず2020年4月9日の新型コロナウイルス国内状況を見てみましょう。厚生労働省のHPよりデータを引用してあります。

4月9日国内都道府県別感染数

都府県が赤くなっているところが政府が緊急事態宣言を行った地域となっています。

例:都道府県名 感染者数/都道府県別人口(単位万人)
東京 1528/1382 大阪 589/881 神奈川 376/917 千葉 342/625
愛知 299/737 兵庫 273/548 埼玉 271/733 北海道 226/528
福岡 187/510 京都 159/259 茨城 81/287 岐阜 76/199
石川 72/114 福井 72/77 高知 47/70 沖縄 42/144
大分 41/114 新潟 39/224 宮城 36/231 奈良 34/133
福島 33/186 群馬 33/195 和歌山 32/93 栃木 31/194
山形 27/109 滋賀 26/141 愛媛 26/135 広島 25/281
山梨 24/81 熊本 23/175 長野 21/206 山口 17/137
宮崎 16/108 富山 16/105 静岡 16/365 岡山 16/189
三重 15/179 青森 14/126 長崎 14/134 秋田 11/981
佐賀 11/81 徳島 3/73 香川 3/96 鹿児島 3/161
島根 1/68 岩手 0/124 鳥取 0/56

この表からわかること

各都道府県での人口に対して、感染数自体は非常に少ないということはわかります。東京のデータでいうと分母が1382ですが単位が万人なので1382万人に対して感染者数は1528人です。

上の表だと少し見づらいということもあるので、蔓延具合を東京を100として計算し直してみました。

都道府県別人口からみた感染具合はどれくらい?

多少人口の誤差はありますが、東京都の感染率が4月9日現在0.011%ということで、これを100として計算してあります。

東京 100 大阪 60 神奈川 37 千葉 50
愛知 36 兵庫 45 埼玉 33 北海道 45
福岡 33 京都 55 茨城 25 岐阜 34
石川 57 福井 84 高知 60 沖縄 26
大分 32 新潟 15 宮城 14 奈良 23
福島 16 群馬 15 和歌山 31 栃木 14
山形 23 滋賀 16 愛媛 17 広島 8
山梨 26 熊本 12 長野 9 山口 11
宮崎 14 富山 14 静岡 4 岡山 7
三重 7 青森 10 長崎 9 秋田 10
佐賀 12 徳島 4 香川 3 鹿児島 2
島根 1 岩手 0 鳥取 0

この表からわかること

緊急事態宣言は7都府県で出されたわけですが、この7つの中で一番数値の低い地域が埼玉と福岡の2つで33という結果になっています。

ということは、33以上の数値が出ているところは緊急事態宣言が出されてもおかしくないということになりますよね。あくまで都道府県別人口でみるならという条件ですが…。

緊急事態宣言が出されていない地域で33以上の数値がでている地域はというと、

愛知・北海道・京都・岐阜・石川・福井・高知の7都道府県です。

この7つに元から緊急事態宣言を出されている7都府県と合わせると14都道府県に緊急事態宣言が出されていてもおかしくないのです。

最後に

政府が緊急事態宣言を出していない地域でも県独自で緊急事態宣言・非常事態宣言などと出されている地域もあります。

緊急事態宣言されたからといって、普段の行動が制限され禁止されたり会社がすべて臨時休業するわけではありませんが一人ひとりが感染拡大させないように意識して行動することが大切だと思います。

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