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大相撲に違和感!懸賞幕が減ったらどんな影響があるの?

大相撲3月場所が始まりましたが、コロナの影響で無観客で開催されてしまいましたね。無観客で進行するのでテレビでしか大相撲は見られませんが見ているとさすがに違和感がありますね。観客がいないという違和感もありますが他にも懸賞幕を持って回る人が少ないという自体にもなっていますね。

そこで、懸賞幕が減るとどんな影響があるの?と疑問があると思いますので解説します。

懸賞幕が減るとどんな影響がでるの?

懸賞幕と言われてもピンとこない人もいると思うので軽く解説します。

懸賞幕とは

懸賞幕というのは大相撲の取り組みが始まる前に旗を持って土俵をぐるっと回る人がいると思いますが、その旗のことを懸賞幕といいます。力士にしか興味ない人は懸賞幕なんてあったかな?とか思われるかもしれませんが取り組み前にぐるっとしているので見てみてくださいね。

大相撲の取り組みの際に一番華やかになる時が、懸賞幕を持った人(呼び出しと言われています)が回るときです。色々な企業が懸賞幕を作り広告の代わりになっているのです。

2017年1月場所千秋楽などでは懸賞幕が61本、最近では2019年の1月場所初日での懸賞幕は55本という多くの企業が懸賞幕を作っていました。

それでは、懸賞幕が減るとどんな影響がでるのか解説します。

懸賞幕が減るとどんな影響がでるの?

懸賞幕が減るとどうなる?

  • 懸賞幕を作っている企業の売上が低下
  • 懸賞幕を持って回る人の仕事がなくなる
  • 力士の収入が減る

といった影響が考えられます。他にもあるかもしれませんが。

懸賞幕を作っている企業の売上が低下

懸賞幕を作っている企業はトマックという会社ですが、1つ懸賞幕を作るのに5万~6万円かかるそうです。去年の春場所では2000本の懸賞幕が出されてたのですが、春場所前の時点で半減とニュースでありました。単純に半分だとしても売上半減ということですからかなりの痛手ですよね。

懸賞幕を持って回る人の仕事がなくなる

懸賞幕を持って回る人は呼び出しといいますが、呼び出しという仕事にも定員があったり定年もあったりで相撲部屋に所属しています。呼び出しにもランクがあったりし、幕内、十枚目の呼び出しの出番がなくなるという自体になっているようです。月給制なら給料は保証されているのかもしれませんが…。

力士の収入が減る

力士の給料自体は相撲部屋から出るので懸賞幕が減ったところで影響があまりないように思えますが、実際には勝ち力士に対して1本7万円の賞金となっています。内訳としては1万円が手数料、3万円は納税充当金、力士の手取りが3万円となっています。

過去、1つの取組みで一番多かった懸賞幕が61本なので1本3万円と計算すると力士の手取りで183万円となりますね。1試合で183万円もらえちゃいます。全勝優勝(15戦)ですべて50本の懸賞幕があった場合、横綱しかありえないと思いますが2250万円という金額になりますね。

全勝ではなくても、優勝した人なら相当な懸賞幕による懸賞金がもらえるという計算になります。

したがって、今回の春場所では懸賞幕が横綱でも2日目で1つしかないということなので力士でも収入ダウンということになってしまっています。

懸賞幕以外でも影響がある?

懸賞幕以外でも無観客なので影響がでています。

一番影響がでているのが、やはり入場券だと思います。溜席、マス席など一番見やすい席ですら誰もいません。正確な観客動員数は公開されていませんがテレビを見る限り普段は多くの人が観戦しているように見えます。入場券の売上がない以上どこからお金がでるのかはわかりませんがひょっとしたら力士の給料から引かれたりするのかもしれませんね。

まとめ

懸賞幕が減るとどんな影響がでるのかということで、懸賞幕を作っている会社、呼び出しの仕事が減る、力士の収入が減るということでお伝えしました。他にも懸賞幕だけでなく大相撲の入場料も無いという自体になっています。経済も怪しくなっており、一刻も早くコロナがおさまってくれるといいですよね。

次の5月場所では通常通り大相撲が開催されることを願っています。

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