Coronavirus

新型コロナウイルスの検査キットってどんなもの?

新型コロナウイルスの感染者は国内で数十人と発表されていますが、世界各国でも感染者が続々見つかっています。新型コロナウイルスの検査キットの報道もちょこちょこされてくるようになりましたが、検査キットってどういったものなんでしょうか。気になったので調べてみました。

新型コロナウイルス検査キットってどんなの?

報道では新型コロナウイルス検査キットで結果がわかるということしか報道されず、画像や動画がないためわかりません。ですが各国の検査方法は現段階では同じ検査方法をとっていると思われますのでお伝えしていきたいと思います。

中国検査キット

中国では2月1日に検査キットの開発に成功とありました。等温拡散増幅法という検査らしく8~15分で検査結果がでると報道されています。等温拡散増幅法というのは説明を読んでも医学に精通している人でないとわからない内容でした。

簡単に言うと、新型コロナウイルスを体温と同じ状態で増幅させて確認する方法だそうです。ウイルスの数が少ないと判別が難しいということでしょうか。

アメリカ検査キット

2月6日に米疾病対策センターより検査機関に検査キットを配布したという報道がありました。4時間で検査結果がでるようです。検査方法については報道されていませんが恐らく同じような検査方法ではないかと思います。

中国と比較すると検査時間に大きく違いがあるのは気になりますが国独自の仕組みなども関係があるのかもしれませんね。

日本検査キット

日本でも2月3日に簡易検査キットの開発に着手という報道がありました。日本は遅れていますよね。まだ検査キットができあがってないのですから…。すぐに出来ると思われるので期待して待ちましょう。

新型コロナウイルス検査キットがないとわからない?

新型コロナウイルスは病院に行っても、診察だけわかるというわけではありません。診察だけでわかるならこれだけ広がっていませんからね。

簡易検査キットがまだ開発されていないなら病院にいってもわからないのではと疑問があると思います。病院や保健所が喉や痰の液を採取して検査するのですぐにわかるというわけではありませんが後日検査結果がわかるようです。

新型コロナウイルス検査方法

新型コロナウイルス検査方法は簡易検査キットが開発され使用できるようになるまでPCR検査という検査方法で検査されていると思われます。

PCR検査というのは、病原体のDNAを増幅させることによって検出する検査方法です。

遺伝子はそのままでは目で見ることはできません。しかし人工的に、増やしたい部分だけを増やすことができるようになり、特別な装置を使えば目で検出することが可能になりました。遺伝子増幅技術の代表的なものがPCR法です。

PCR法は、増やしたい遺伝子のDNA配列にくっつくことができる短いDNA(プライマー)を用意し、酵素の働きと温度を上げ下げすることで、目的の遺伝子を増やす方法です。増えたDNAを染め出す特殊な装置に入れる事で、増えた遺伝子を目で確認する事ができます。検体の中に増やしたい遺伝子があれば増えて目で確認することができ“陽性”と判定されます。しかし、検体の中に遺伝子がなければ増えないので、目で確認することはできず、 “陰性”と判定されます。

引用元:日本微生物研究所

等温拡散増幅法とPCR検査の違いは温度の違いだけなのでしょうか。

新型コロナウイルス治療薬完成前に検査キット

報道では、エボラ出血熱の治験薬を利用することを研究中とありました。他にもエイズ治療薬とインフルエンザ薬の併用で症状が軽くなったとも報道があり、治療薬に関しては少しずつ前進していっているのではないかと思います。

ですが、これだけ世界で広がっているので咳一つしただけで警戒されるような雰囲気にもなっています。病院でも検査に時間がかかったり、新型肺炎ではなくインフルエンザという可能性もあります。通常の風邪の可能性もあるわけです。

一刻も早く、国内での検査キットの開発が進みこれ以上新型コロナウイルスが広がらないように手をうってほしいものですよね。

政府や医療関係の方に期待して待ちましょう。

最新の新型コロナウイルス検査キット情報【3月13日追記】

NHKのニュースより検査キット販売の見通しができたと報道がありました。

この検査キットは中国からの輸入ということですが、95%の精度で新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判定することができるそうです。

どんな方法で検査するの?

従来の検査方法はPCR法という検査方法で、簡単に言えばウイルスを培養して検査していたのですが、この検査キットは検査する人の血液と薬品で血液中の抗体を調べる検査だそうです。15分ほどで検査ができ、精度も高いので報道によって期待はされているようですね。

政府もこの検査キットに関して、有効活用できるものであれば現場で使えるように検討していきたいと述べていました。

検査が簡単にできるようになれば隔離したりして、感染拡大を防げるようになるので一刻も早く活用できるようになるといいですね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です