10月31日に沖縄県那覇市に首里城火災がおこりましたが簡単にあらましを説明していきます。この記事は放火の疑いがあるとかいうものではありません。ニュースからの内容を簡単にまとめたものとなっています。

首里城火災概要
10月31日午前2時40分頃に、首里城の正殿で発生しました。首里城の火災は11時間くらい燃え続けて、敷地内の7つの建物を含む、およそ4800平方メートルがヤケました。4800平方メートルというと正方形で例えるなら70メートル四方ということになります。
火災が起きたときに、 警備員が正殿の裏手にある1階の北寄りの窓から煙が出ているのを目撃しており、この証言から正殿が火元であると警察は断定していたみたいですね。
下の図が警備員が目撃した正殿の煙がでていると証言された場所と思われます。

首里城火災の悲痛の声
火災が起きた直後、沖縄出身の芸能人、有名人の方などがツイートされていました。沖縄に住む人も「こんなことになるなんて・・・。やっと復元できた建物なのに悔しい」と嘆きの声もあったようです。 他にも 「県の観光の象徴が燃えてしまってショックだ。頑張って復元するしかない」 という声もあったようです。
火災じゃなくても、自然災害、人的災害だったとしても悔しい思いや、かなりショックをうける人もいると思います。首里城に思い出がある人もいるでしょう。
首里城火災による影響
主に影響を受けているのは観光者です。修学旅行で首里城見学を計画されていた学校もあり、この火災で修学旅行の行き先を変更したというところも多いようです。
飲食店などは仕事や地元の人で客足は今の所かわったような感じではないですが、団体客のキャンセルもあり今後に影響がでてくると思われます。
首里城火災原因
今回の首里城火災で一番の気になるところは、やはり火災原因ではないでしょうか?
警察、消防が調査したところ、分電盤からの火災の可能性があるということで、3日に現場から分電盤とみられるものを運び出されたのを目撃されたようです。
分電盤の可能性は高いかもしれないが、他の可能性もあるかもしれないので現場検証などは引き続きおこなっていくようです。
分電盤から火災
分電盤を簡単に説明しておきます。

どこの家庭でも「ブレーカーが落ちた」とか言われてスイッチを入れ直しに行きますよね?あの箱型の配線や機器がつまっているのを分電盤といいます。図でいうと青い線の壁側の一部に恐らく設置されていたと思われます。
分電盤がショートして、火花がでることにより火災が発生、首里城が木造で漆塗りであった為、追い打ちをかけるように大火事に発展していったということだと思われます。これはまだ公式発表ではありませんが・・。
まとめ
首里城火災のあらまし
首里城正殿の北側から煙と火がでているのを警備員が発見しました。その後4800平方メートルが焼け、鎮火されました。
原因は恐らく、分電盤からのショートと思われおり木造であり漆塗りであることが大火災に発展していったということです。
電気系の点検はこういう施設では義務付けられていると思います。しっかり点検をしていきましょう。