3月1日の東京マラソンですが、一般参加者の出場がなくなりエリート選手だけで出走するという報道がありました。そんな東京マラソンですがエリート選手っていったいどんな人たちのことを言うのでしょう?調べたのでお伝えしていきます。
もくじ
東京マラソンエリート選手はどんな人たち?
東京マラソンのエリート選手とは、
- 2019年度日本陸上競技連盟登録競技者
- 2020年3月1日現在満19歳以上
- 国内、国外の公認競技会で2017年2月1日以降の申し込みまでに公認記録を出した者
この3つの条件を満たした人達がエリート選手となっています。
2019年度日本陸上競技連盟登録競技者とは?
2019年の3月4日~2019年12月20日までの受付期間に受付して登録された競技者のことをいいます。この中には中学生・高校生・大学生も含まれており、小学生は対象外となっています。
2018年度のデータですが43万人の登録者がおり、日本陸上競技連盟登録競技者というのはかなりの人数にあてはまります。
2020年3月1日現在満19歳以上
日本陸連の競技者の中で3月1日現在19歳以上ということになり、中学生や高校生はこの時点でエリート選手とはならないようです。人数としては高校生10万人以上、中学生は20万人以上いるので30万人ほどエリート選手とはならないみたいです。
国内、国外の公認競技会で2017年2月1日以降の申し込みまでに公認記録を出した者
国内、国外の公認競技会で2017年2月1日以降の申し込みまでに公認記録を出した者というのでかなりの人数にしぼられることになります。
公認競技会とは?
- 主催が組織であること
- 参加者が全員陸連登録者であること
- 陸連競技の規則に則ること
- 陸連の公認競技場で開催すること
- 審判は公認審判であること
- 公認競技会として申請された競技会であること
日本陸上競技連盟公式サイトの大会情報が主に公認競技会となっています。
公認記録とは?
男子の場合、マラソンでは2時間21分以内・ハーフマラソンでは1時間01分以内・1万メートルでは28分以内。
女子の場合、マラソンでは2時間52分以内・ハーフマラソンでは1時間11分以内・1万メートルでは32分以内。
という公認記録となっています。
フルマラソンの男子公認記録の2時間21分以内というのは、オリンピックでいうと70位ほどのタイムとなり、女子の2時間52分以内というのは、オリンピックでいうと110位ほどのタイムとなっています。
東京マラソン海外のエリート選手
海外の強豪エリート選手も参加するのですが、男子ではビルハヌ・レゲセ選手の自己最高記録2時間2分48秒、ゲタネ・モラ選手の自己最高記録2時間3分34秒、シサイ・レマ選手の自己最高記録2時間3分36秒という記録をもったエチオピアの選手がかなりの強豪と思われます。
海外の女子強豪エリート選手では、ルティ・アガ選手の自己最高記録は2時間18分34秒、ベルハネ・ディババ選手の自己最高記録2時間18分46秒、バレリー・アイヤベイ選手の自己最高記録2時間19分10秒という記録を持っています。
男子女子ともにエチオピア勢がかなりの強豪でありエリート選手となっており、日本の選手も負けないくらい気合いが入っていると思います。
東京マラソン日本のエリート選手
日本のエリート選手は、男子では自己最高記録が2時間5分台、女子では2時間27分台というエリート選手が参加することになっています。
自己最高記録では世界のエリート選手とは負けていますが、開催されるのは日本であり日本のエリート選手にとってはホームです。東京マラソンに向けて練習、特訓など積み重ねてきた人たちなので頑張ってもらいたいですよね。
最後に
東京マラソンのエリート選手は男子で133名、女子で43名が出走の予定となっています。車椅子部門でも30名の参加となっています。棄権する人もいたりするかもしれませんが、東京オリンピックの選考も兼ねているので最後まで頑張って走り抜いてほしいですね。
今回の東京マラソンはエリート選手だけしか参加できませんが、一般参加したかった人は来年頑張ってもらって今回は応援していきましょう。